従来の薄物超硬板では、必要以上の厚み(研磨代が片肉0.2~0.5mm)からの 研磨加工による加工コストや材料コスト等が問題となっていました。
そこでこのたび、焼結状態で極薄の超硬合金素材の生産を開始いたしました。 これによって、無駄な研磨時間の削減を行なうことができます。形状は、丸物および角物を基本としますが、様々な形状のものも生産できます。 さらに孔空けや溝、カット付などの加工も行うことができます。 これによって、材料コスト、研磨・仕上げ工程の必要工数およびコストの 大幅な削減が可能になります。また、焼結面が滑らかであるため、用途によっては黒皮状態のまま使用することが可能となっています。基本最低肉厚は下記の通りとなっています。
・丸刃では | 外径φ240 mmの時 | 焼上り 厚み 1.0 mm |
外径φ100 mmの時 | 焼上り 厚み 0.5 mm | |
・角物では | 100mm×100mmの時 | 焼上り 厚み 0.5 mm |