株式会社シルバーロイ

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ベベルギヤ金型用 超硬合金素材の販売開始

日付:2003.08.29
写真1 ベベルギヤ金型用 新超硬合金素材
写真1 ベベルギヤ金型用 新超硬合金素材

今日では複雑な金型であっても短納期・低コスト・高品質が求められています。金型メーカーも、従来の工法によって従来通り製作していたのでは、同業他社に対して優位性を保持できなくなりました。シルバーロイでは、これまでも多くのお客様と共に金型製造に関わる時間やコストを低減し続けてきました。 その技術を応用し、今回はベベルギヤ金型のトータルコストの削減のため、 新しい超硬合金素材の提供を開始しました。


図1 従来のベベルギヤ金型用 超硬素材(一例)
図1 従来のベベルギヤ金型用 超硬素材(一例)

従来の素材では、お客様での加工工程・加工時間が長く、加工ミス発生のリスクが高いものでした。これまで、図1で示したような素材を使用されていませんでしたか?歯溝や段付きエア穴の粗加工の無い単純形状の素材に対して、ギヤ形状の放電(荒取り)加工、ギヤ形状の放電(仕上げ)加工、段つきのエア溝の細穴細穴放電加工を行なうことの加工時間やリスクを考えてみてください。


図2 電極材料費・加工時間の削減(一例)
図2 電極材料費・加工時間の削減(例)

シルバーロイが提供する新しいベベルギヤ用超硬合金素材では、素材としてお客様の手元にお届けする段階で、既に、歯形部分に は歯形となるべき凹みがあるので、荒取りの放電加工時間が大幅に短縮可能です。 また、放電加工に必要な電極本数も減少(従来約5本の電極に対し、新素材使用時は約3本という例があります)し、電極材費用、 電極加工時間の削減にも貢献できると確信しています。また、段付きのエア穴も素材の段階で加工済みですので、お客様は、 エア穴加工のリスクやコストを低減することが可能となり、 ギヤ歯面の仕上げに専念して頂くことが可能となります。

図3 新しい素材イメージ図(破線は素材形状。実線は完成品形状イメージ)
図3 新しい素材イメージ図(破線は素材形状。実線は完成品形状イメージ)
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