シルバーロイの超硬合金の特徴のひとつでもある超精密 超硬合金素材や、直タップ・直ネジなど、様々な技術の一環を御紹介しております。ご覧になるには、こちらをクリックして下さい。
シルバーロイで製造している様々な合金について簡単に紹介しております。
超硬合金は、炭化タングステン(WC)とコバルト(Co)を主成分とした、高硬度・高耐摩耗合金です。 当社では、たゆまぬ研究開発と厳しい品質検査により、他社に類を見ない 多種多様な高品質材種を取り揃えており、適材適所ご使用頂くことができます。「シルバーロイの超硬合金を使用することで型寿命が大幅に向上した」との喜びの声を非常に多く頂いています。
短納期での対応はもちろん、焼結後の加工が非常に困難な超硬合金の研磨取代を出来るだけ小さくしてユーザーでの加工時間の短縮、ひいてはコストダウンや納期の短縮に貢献しております。最近では合金素材のまま使用したり一部のみ研磨加工をするといった品物も多くなっています。
一般的な超硬合金の品質はもとより、特徴ある多数の材種が存在します。そのうちの幾つかを紹介します。耐蝕性超硬合金RタイプおよびWSタイプは、化学的な腐蝕を抑制した合金であり、腐蝕や水切りワイヤーカットによる電蝕を大幅に軽減します。また離型性に優れ、合金強度が向上しているため、従来品と比較して型寿命が約2~10倍の伸びを示しています(実例)。
超硬硬度超硬合金SHタイプは、当社独自の超高硬度、耐蝕性、耐酸化性に優れた超硬合金です。絶え間なく続けている開発によって合金強度も飛躍的に向上しており、従来の超硬合金と比較して約7~10倍の寿命向上事例があります。 合金強度の向上にともない、耐摩耗工具としての利用範囲も広がっています。
より詳しくは、材質特性表をご覧下さい。
従来の超硬合金は、弱いながらも磁性があり、この磁性のために磁石材料の加工(プレス)が困難、又磁気テープ等の切断が出来ないなどの問題がありましたが、磁性を無くすことによってこれを完全に解決いたしました。近年では様々な用途の非磁性金型としての用途で使用されています。又、この超硬は普通の超硬と成分が異なり、この成分を配合した超硬は塩分や化学薬品に対して非常に耐蝕性が良く、低温・高温における耐酸化性にも優れています。
シルバーロイでは、非磁性超硬合金も他社にない幅広いラインナップを用意しています。詳しくは材質表をご覧下さい。
サーメットは炭化チタン(TiC)を主成分とした高硬度・耐摩耗合金です。超硬合金と比較して軽量であり、高温での耐酸化性に優れています。また鉄との親和力が小さく、鋼材切削において優れた耐摩耗性と美麗な仕上げ面が得られます。
金型の短納期化にともない、放電加工用電極も短納期又は、即納が要求される様になり、当社では、ユーザーの要望により、高性能の銅タングステン、銀タングステンを開発して豊富に在庫を揃えております。中心部に孔のあるパイプ形状や、規格以外の別注品についても3~5日間位で製作可能です。又、スチール用にも純銅やカーボン電極のあらゆるサイズの在庫を揃えておりますので、合わせてご利用ください。
放電加工で超硬合金にネジを切る場合、銅タングステン又は、銀タングステンの電極が必要です。当社では電極にネジ切り加工を行い、在庫しております。また、別注でも3~4日で製作可能です。ネジ切り電極の在庫品に関しては、別途お問い合わせ下さい。
自動巻時計の重りや、バランスをとる重り等に超硬合金(比重15g/cm3)よりさらに重い物質が要求されています。当社のヘビーメタルは比重が18g/cm3以上と大変重く、幅広い用途に使用されています。材質表以外のいろいろな比重のヘビーメタルも製作可能です。又、金属タングステンが主成分なので硬度は低く簡単に切削や孔開け加工が出来ます。
金属タングステンは高融点金属でしかも熱伝導率が高い金属です。このタングステンに耐熱用の他の金属を少量加える事によって、さらに耐熱性が向上します。この点を利用してアルミダイカスト等の金型部品、また、熱間鍛造用や溶接用のジグ類に多く利用されています。他にも高温に長時間さらされている様な箇所に最適です。この他にもいろいろな耐熱用合金の製作ができます。この合金はヘビーメタル同様、硬度が低いので、切削や穴あけ加工が簡単です。